2024/06/27

ミスマッチ修復機能を有する(pMMR)/マイクロサテライト安定性(MSS)の未治療の進行大腸癌に対して、EP4(プロスタグランジンE受容体4)アンタゴニストであるONO-4578とニボルマブ、化学療法の併用が有用である可能性が明らかとなった。併用療法を評価するフェーズ1試験であるONO-4578-02試験で忍容性が認められ、抗腫瘍効果が認められたことを発表しました。特にPD-L1発現がCPS1以上の患者で抗腫瘍効果が高かったところがポイントです。


Safety, Efficacy, And Biomarkers Of ONO-4578, An EP4 Antagonist, In Combination With Nivolumab And Chemotherapy In Treatment-naive And

Proficient Mismatch Repair (pMMR)/Microsatellite Stable (MSS) Metastatic Colorectal Cancer (mCRC)


Yoshinori Kagawa, Takeshi Kato, Manabu Shiozawa, Kensei Yamaguchi, Masahiro Goto, Hisateru Yasui, Tetsuya Hamaguchi, Hiroki Hara, Takayuki Yoshino


ミスマッチ修復機能を有する(pMMR)/マイクロサテライト安定性(MSS)の未治療の進行大腸癌に対して、EP4(プロスタグランジンE受容体4)アンタゴニストであるONO-4578とニボルマブ、化学療法の併用が有用である可能性が明らかとなった。併用療法を評価するフェーズ1試験であるONO-4578-02試験で忍容性が認められ、抗腫瘍効果が認められたことを発表しました。特にPD-L1発現がCPS1以上の患者で抗腫瘍効果が高かったところがポイントです。  Safety, Efficacy, And Biomarkers Of ONO-4578, An EP4 Antagonist, In Combination With Nivolumab And Chemotherapy In Treatment-naive And Proficient Mismatch Repair (pMMR)/Microsatellite Stable (MSS) Metastatic Colorectal Cancer (mCRC)  Yoshinori Kagawa, Takeshi Kato, Manabu Shiozawa, Kensei Yamaguchi, Masahiro Goto, Hisateru Yasui, Tetsuya Hamaguchi, Hiroki Hara, Takayuki Yoshino
ミスマッチ修復機能を有する(pMMR)/マイクロサテライト安定性(MSS)の未治療の進行大腸癌に対して、EP4(プロスタグランジンE受容体4)アンタゴニストであるONO-4578とニボルマブ、化学療法の併用が有用である可能性が明らかとなった。併用療法を評価するフェーズ1試験であるONO-4578-02試験で忍容性が認められ、抗腫瘍効果が認められたことを発表しました。特にPD-L1発現がCPS1以上の患者で抗腫瘍効果が高かったところがポイントです。  Safety, Efficacy, And Biomarkers Of ONO-4578, An EP4 Antagonist, In Combination With Nivolumab And Chemotherapy In Treatment-naive And Proficient Mismatch Repair (pMMR)/Microsatellite Stable (MSS) Metastatic Colorectal Cancer (mCRC)  Yoshinori Kagawa, Takeshi Kato, Manabu Shiozawa, Kensei Yamaguchi, Masahiro Goto, Hisateru Yasui, Tetsuya Hamaguchi, Hiroki Hara, Takayuki Yoshino

2024/06/20

中外eセミナー on colorectal cancer

日時:620日(木)18:30-19:3030分間

テーマ:20246月時点の最新エビデンス

司会:吉野孝之先生(国立がん研究センター東病院)

演者①:賀川義規先生(大阪国際がんセンター

演者②:佐竹悠良先生(高知大学医学部)

ASCO2024から最新のエビデンスを紹介しました。

―中外eセミナー on colorectal cancer― ■日時:6月20日(木)18:30-19:30の30分間 ■テーマ:2024年6月時点の最新エビデンス ■司会:吉野孝之先生(国立がん研究センター東病院) ■演者①:賀川義規先生(大阪国際がんセンター) ■演者②:佐竹悠良先生(高知大学医学部)  ASCO2024から最新のエビデンスを紹介しました。

2024/06/20

QUATTRO-II randomized trial: CAPOXIRI+bevacizumab vs. FOLFOXIRI+bevacizumab as first-line treatment in patients with mCRC

ハイライト

  • 転移性大腸癌におけるFOLFOXIRI+BEVCAPOXIRI+BEVの有効性は同等である。
  • 無増悪生存期間はそれぞれ10.6カ月 vs 10.9カ月と同等であった。
  • 2 年全生存率はそれぞれ 65.5% 74.3%で同等であった。
  • CAPOXIRI+BEV の血液学的毒性は管理可能な安全性プロファイルであった。


https://www.cell.com/med/fulltext/S2666-6340(24)00216-2


Hideaki Bando

Daisuke Kotani

Hironaga Satake 

Tetsuya Hamaguchi

Manabu Shiozawa

Masahito Kotaka

Toshiki Masuishi

Hisateru Yasui

Yoshinori Kagawa

Yoshito Komatsu

Eiji Oki

Yoshiyuki Yamamoto

Hisato Kawakami

Toshihiro Misumi

Hiroya Taniguchi

Kentaro Yamazaki

Kei Muro

Takayuki Yoshino

Takeshi Kato

Akihito Tsuji

『QUATTRO-II randomized trial:  CAPOXIRI+bevacizumab vs. FOLFOXIRI+bevacizumab as first-line treatment in patients with mCRC』 ハイライト • 転移性大腸癌におけるFOLFOXIRI+BEVとCAPOXIRI+BEVの有効性は同等である。 • 無増悪生存期間はそれぞれ10.6カ月 vs 10.9カ月と同等であった。 •  2 年全生存率はそれぞれ 65.5%対 74.3%で同等であった。 • CAPOXIRI+BEV の血液学的毒性は管理可能な安全性プロファイルであった。  https://www.cell.com/med/fulltext/S2666-6340(24)00216-2  Hideaki Bando Daisuke Kotani Hironaga Satake  Tetsuya Hamaguchi Manabu Shiozawa Masahito Kotaka Toshiki Masuishi Hisateru Yasui Yoshinori Kagawa Yoshito Komatsu Eiji Oki Yoshiyuki Yamamoto Hisato Kawakami Toshihiro Misumi Hiroya Taniguchi Kentaro Yamazaki Kei Muro Takayuki Yoshino Takeshi Kato Akihito Tsuji

2024/06/09

 The Best Doctors in Japan 2024−2025選出されました。

2024/06/05

 局所進行直腸癌に術前治療を強力に行うTotal neoadjuvant therapy TNT)において長期放射線療法を行うことが日本患者でも有効である可能性を、前向き多施設共同フェーズ2試験であるENSEMBLE-2試験で、安全性に関しては実施可能で忍容性も高く良好なpCR率が得られ、一部の患者では手術を行わずに管理するNOMnon-operative management)ができたことを、531日から64日にシカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO 2024)で、九州大学の安藤幸滋氏が発表しました。

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cancernavi/news/202406/584603.html

https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/search/cancer/news/202406/584578.html

Yoshinori Kagawa

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