9月19日(土)、MBS毎日放送の「せやねん!」に出演しました。
当日は、トミーズの雅さん・健さん、チュートリアルの徳井義実さん、アキナの秋山賢太さん・山名文和さん、小嶋花梨さん、そしてMBSアナウンサーの山崎香佳さんとご一緒しました。
雅さんの大きな張りのある声にびっくり
雅さんはご自身の経験も含めたくさんのエピソードをわかりやすく解説してくれました。
また、会場の雰囲気も常に和やかで、生放送でしたが、全然緊張はしませんでした。
大腸がんの基礎知識や検診・早期発見の大切さ、そして健康と長寿
今回は、大腸がんの基礎知識や検診・早期発見の大切さ、そして健康と長寿について、医師の立場からお話ししました。
日々の診療では、患者さんやご家族に病気や治療について説明していますが、テレビでは、普段あまり医療に触れる機会のない方にも伝わる言葉が必要です。今回も大切にしたかったのは、単に知識をお伝えするだけでなく、「自分や家族の健康について、少し考えてみよう」と思っていただくことでした。
「症状がないとき」こそ、検診を
大腸がんは、早い段階では自覚症状がほとんどありません。「おなかが痛くない」「食欲もある」「毎日元気に過ごしている」ということだけでは、大腸がんがないとは判断できません。
だからこそ、症状がないうちに検診を受けることが大切です。日本では、40歳から年に1回、便潜血検査による大腸がん検診を受けることが勧められています。便潜血検査は、採取した便に、目には見えない微量の血液が混じっていないかを調べる検査です。
そして、検査は「受けて終わり」ではありません。
便潜血検査が陽性でも、必ず大腸がんというわけではありませんが、原因を確認するために、大腸内視鏡検査などの精密検査が必要です。「痔があるから」「症状がないから」と自己判断せず、次の検査につなげてください。便潜血検査をやり直すだけでは、精密検査の代わりにはなりません。
一方、血便や腹痛、便通の変化などがある方は、検診を待つのではなく、医療機関へご相談ください。これは、検診で異常を指摘されなかった方も同じです。
「長く生きる」だけでなく、「自分らしく暮らす」ために
番組では、100歳以上の方々や長寿についての話題も取り上げられました。
長寿について考えるとき、私が大切にしたいのは、「何歳まで生きるか」だけでなく、「どのように日々を過ごしたいか」という視点です。
おいしく食事をする。好きな場所へ出かける。家族や友人との時間を楽しむ。その人にとって大切な日常を、できるだけ長く続けられることに、大きな意味があると思います。
これは、がんの診療でも同じです。
がんを治療することはもちろん、その後の生活や、ご本人が大切にしていることまで一緒に考える。私たちが目指したいのは、病気だけを見る医療ではなく、治療と、その先の暮らしを支える医療です。
今回の放送が、健康を考えるきっかけになれば
「今年の検診は、もう受けただろうか」
「気になっている症状を、一度相談してみよう」
「家族にも検診のことを話してみよう」
今回の放送が、そんな小さな行動につながっていれば、うれしく思います。
病院で患者さんと向き合うことに加え、正しい医療情報を、身近でわかりやすい言葉でお届けすることも、医師の大切な役割だと考えています。これからも、皆さまの健康と安心につながる情報を発信していきたいと思います。
ご覧いただいた皆さま、共演者の皆さま、そして番組スタッフの皆さまに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。